2014 May

Milano

 
 
 
 
 
まるで夏のような暑いミラノ。センピオーネ公園の中の Triennale Design Museum トリエンナーレ・デザイン美術館に行く。 昔は全く組織が整っていなくていつ開いているかわからないような美術館だったのに今やすっかり立派になっていて・・・。 ミラノ郊外の街モンツァで始まった文字通り3年に一回のトリエンナーレがミラノに移ってきたムッソリーニの時代に、 パラッツィオ・デラルテ(芸術の館)として建てられたのがこの建物。今はミラノ・デザインの歴史を辿る、アーカイブのよ うな美 術館になっている

 

Milano

 
 
 
 
 
 
イタリアのプロダクトデザインの歴史を辿るこの展覧会、懐かしいモノや今も 使っているモノ、この人のデザインだったの?という発見もありとても楽 し い!友人のD教授のお父様の作品もこの歴史の一部、昔頂いたお皿は貴重な作品 なのであった・・・。

 

Milano

 
 
 
同じくトリエンナーレの会場で「Marco PETRUS ATLAS 」展を見る。真っ白な会 場にクリアな色遣いがくっきり映えて、建築のディテールを絵画で表現するとい う手法が面白い。

 

Milano

   
 
 
このトリエンナーレはパリで言うポンピドーセンターのよう。「LA RAI RACCONTA L'ITARIA 」展、イタリア国営テレビのRAIの放送の歴史、登場人物 や過去の番組など、これがそのままイタリアの歴史になっている・・・。

 

Milano

 
 
「10・Corsocomo 」ディエチ・コルソコモと言えば今ではミラノを代表するセレク トショップ。1991年オープンだから私が結婚したばかりの頃・・・。主人が 住んで居たので毎 週末パリから来ていた時代を思い出す懐かしい場所。2階の ギャラリーでシャルロット・ペリアンの展覧会をやっている。パリのプチ・パレ で見た回顧 展の一部?いかにもココらしいセレクト。

 

Paris

 
 
 
 
ポンピドーセンターで「Bernard Tschumi ベルナルド・チュミ展」を見る。スイ ス生まれの建築家であり都市計画者、また建築評論家でもある氏の回顧展。パリ のラ・ヴィレット公園の赤いオブジェのよ うな建物が有名だが、私自身は他の 作品をあまり見た事がない。20年以上前父とNYのコロンビア大学を訪れた 時、父の知人の研究室のお隣がチュミ 氏の研究室でその騒然とした雰囲気に驚 いた記憶がある・・・建築家で特定の色をイメージする人は他に居ないけれど チュミ=赤、という印象通り、展 覧会場も真っ赤、マフラーも真っ赤。色がそ のアーティストのトレードマークと言うのもなかなか面白く、私は自分の名前は 「紅絹」なので、「自分自 身と赤」について少し考える。

 

Tokyo

   
 
 
expo index 日本橋の三井記念館に「明治工芸の粋展」を見に行く。七宝、金工、漆工、牙 彫、木彫、印籠、刺繍絵画・・・。どれも「技術の粋を集めた」という表 現が ぴったり。技術力はもちろん柄の校正や仕上げ、「工芸」の奥の深さとその卓越 した技術に感服する。静かで落ち着いた三井記念館が会場であった ことも、 じっくり鑑賞するには素晴らしい。 page top

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